「アウト・オブ・ザ・クローゼット」は、単なる古着屋ではありません。
エイズ・ヘルスケア財団(AHF)が運営する非営利の古着屋で、買い物をすると、HIV/AIDSとともに生きる人たちに直接支援を行うことができます。
その秘密を探るべく、ブルックリンにある「アウト・オブ・ザ・クローゼット」を訪ねました。
同店での買い物をすると1ドルにつき、96セントがHIV/AIDSに苦しむ人々への支援資金となります。
具体的には、AIDSヘルスケア財団のHIV/AIDSプログラム、新しい住居のためのサービス、敷地内の薬局、無料のHIV検査などに使われます。
薬局である「AHFファーマシー」は非営利の医療団体で、店舗と同様に1ドルのうち96セントが患者さんや地域社会へのサービス提供に還元されます。
さらに私たちが訪れたブルックリンの店舗では、無料のHIV検査も行っています。
Out of the Closetでは、「性的に活発な人」「輸血を受けた人」「HIVに感染した人」は、6ヶ月に1度検査を受けることを推奨しています。
結婚していても、複数の人と性交渉がなくても、検査を受けるよう勧めています。
HIV感染予防のためのカウンセリングと検査はいつでも可能で、予約は不要。
検査を受けた人は、次回の購入時に20%の割引も受けられます。
HIV/AIDSに限らず、何かサポートをしたいと思っていても、まず何をしたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
「アウト・オブ・ザ・クローゼット」は、HIV/AIDSの支援をする側、される側の双方に優しい環境でした。
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